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  • 執筆者の写真北海道ピアサポート協会

【WEB連載】「私のピアサポート!」2024.7月号

タイトル:『私が望むピアサポートの形』

 

佐藤奈緒/PEER+design ライフデザインメンバー/札幌市

 

 私がこの度投稿したのは、日本全体がピアサポートについてまだ認知度が低いと感じているので、蟻の一嚙みくらいでも広がるきっかけになればと思ったからです。私は3年前にピアサポーターに認定されましたが、現在はピアデザインのライフコースで生活訓練を受けながら、数ヶ月休職していた訪問看護の当事者スタッフとして、少しずつ復帰に向けているところです。並行して放送大学で認定心理士の取得を目指し、今年2年目です。支援の仕事をしたいと思ったのは、7年くらい前にピアサポーターという言葉を初めて知って、話を聞いてこれなら自分の経験を生かして働けるかもと思ったのですが、当時は募集がなかなかなくて一旦諦め介護職に就きました。 月日が経った今から3年前、ピアデザインでピアサポーターを養成するスクールがある事を知り、これを受講しよう!と思い、退職してこちらに通所する事を決めました。半年間学んでピアサポーターに認定された所までは良かったのですが、そこからは今まで私がずっと抱えてきた苦労が、より顕著に出てきました。そもそも私の特性上、人付き合いが得意ではありません。普段は「コミュ障に見えないよう振る舞うコミュ障」なのです。特に言葉遣いが悪い人、怒る人が非常に苦手で、幼少期から常に皆の顔色や雰囲気を伺いながら過ごしてきました。その為いざ働く事になっても、様々な人間関係を察して気ばかり遣いメンタルが削がれて、どんどん苦しくなって転職や休職を繰り返してしまうのです。ピアサポーターは対人職なのに対人に疲れてしまう自分なんて、絶対向いていない…と何度も心が折れました。でも、生きづらさを抱える方々がほんの少しでも楽になれるような事がしたい、と思う気持ちがいつもあるのです。それは私もずっと生きづらいと思っていて、周りの優しさに助けられて生きているからです。 ピアとは仲間という意味なので、ピアサポートについて学んだ人はもちろん、支援職みんながきちんと話し合い、お互いを認め合い、自分が言われたら嫌な気持ちになる事を相手に言わないよう心掛けると良いなと思います。それができていない方を今までに何人も見てきて、ああこの方とは仲間になれないのかなと、その都度残念な気持ちになりました。人間なので、考え方が合わない人がたくさんいるのは当たり前です。私もいますし、逆に私と合わないと思う方もいるでしょう。でもこれまでの学びを活かして、疑問点があればどう折り合いをつけて、良い関係性を築いていくのかが大事だと私は思いました。支援する側の人間関係が良くないと、少なからず誰かを支援する際に良いアプローチが出来ないような気がします。最近は学校や病院にもピアサポーターが増えています。私は病気のみではなくて、子育てや不登校の事とか、更には当事者の家族や親友やパートナー等の意見も聴いてみたいと思い、色々な方の苦労を話せる場が増えると良いなと思います。痛い時は痛い、悲しい時は悲しいと、辛さの種類を問わず受け止めてあげたいと思う事が基本だと思っています。 私は今後、いつも対人に疲弊するこんな自分でもピアサポート活動ができてるよ!と言えるよう、不調な時期であっても何の活動なら関われるかを考え「生きづらくてもなんとかなってて楽しい」と思えるような人生を送れたらいいな、という気持ちでいます。

 


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