【WEB連載】「私のピアサポート!2022.10月号」

更新日:11月3日

◉今回の投稿者◉


『孤立感から救ってくれたもの』


神野 唯史 / 北海道ピアサポート協会 / 札幌市在住


ピアサポート協会にいながら、ピアサポートについて中々うまく言葉にできないと思いつつも、自分なりの言葉でお話させていただけたらと思います。


「ピアサポート」という言葉から私が連想する一番印象に残っている出来事は、大学生の時に参加した苦労を抱えた若者がお互いの苦労を研究する場で体験した感覚であるように思います。当時の自分は、精神疾患を抱えながら自分の抱える苦労を話す参加者の様子を見て「やばい所に来てしまった」と最初は思っていました。しかし参加を重ねて色んな人の話を聴く中で安心感も芽生えていたのです。その頃の自分は15歳ごろに抑うつ症状と診断され、精神的に病んだ自分に対して後ろめたい気持ちを抱え、その事を他人に話す事がとても怖かったので、精神疾患抱えている友人とか、そのことについて話せる人がいませんでした。そんな時に「精神疾患を抱えて苦労している人は自分だけではないんだな」と知って、そして自分の事について話せる場所があることで、精神疾患であったことへの後ろめたさ、孤立感から解放されていきました。その時の自分が参加している人に対して感じていた感覚がピア(仲間)であったのかなと振り返って思います。


今の私は、1人1人のお話を独自の物として丁寧に聴いていくこと、その人の使っている言葉を、その人独自の歴史の中でどのような意味を持っているのか等、多様に存在するその人固有の文脈を大切に扱っていくことを勉強しています。

1人1人の多様性を尊重しようと心がける一方で、自分は1人ではないというピアな感覚が自分を孤独感から救ったのだと思うと、一緒でないこと(多様であること)も一緒であること(ピアであること)も、どちらもが人を助ける力になるのだと、なんとなくそんなことを書きながら文章を締めたいと思います。





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