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執筆者の写真北海道ピアサポート協会

【WEB連載】「私のピアサポート!2022.3月号」

◉今回の投稿者◉

竹山恵子 北海道ピアサポート協会 事務員 / 札幌市


②私にとってのピアサポート

『緊張しやすく悩んでいる方へ。』


私がピアサポートを知ったのは、平成27年7月からピアデザインの利用者として通い始めてからでした。なんとなくピアサポートという言葉は聞いたことがありましたが、それがどういうことで、どういう人達が行っているのかというのは考えたことがありませんでした。


私は幼いころから他の人と少し違っていました。それは人と関わるとき異常に緊張して震えてしまうというところです。私の周りに同じ様な人はいませんでした。私はずっとなんで自分だけおかしいのだろうと思っていました。笑われたこともバカにされたこともありました。


社会不安障害という病気があると知ったのは大人になってからで、病院で診断されたのは40才になってからでした。診断を受けてから知ったことは、私と同じ様に異常に緊張してしまう人は学校ではクラスに1人の割合でいるということでした。一緒のクラスにはいなかったけれど、隣のクラスには同じ様に悩んでいる人がいたはずということ。大人になってからも周りでほとんど会ったことがないのは、外に出られなかったり、部屋から出られなかったりする人も多いからという事でした。

 

私は平成28年1月にピアデザインの利用者から職員となり、北海道ピアサポート協会の事務員として働いています。

上司や同僚、ピアデザインの利用者さん達にたくさんのサポートを受けながら仕事を続けています。アパートを借りて一人暮らしもしています。


今、私の周りには色々な生きづらさを抱えている人達が、お互いの生きづらさを思いやりながら生きているように感じています。私の緊張や震えを笑ったりバカにする人はいません。世の中にはいじわるな人もいるけれど、やさしい人もそれ以上にたくさんいる事を人生後半になって知りました。

 

やさしい人達に囲まれたら緊張しやすくても仕事をすることも、自分で生計を立てて自立して生活することもできます。

私と同じ様に緊張しやすくて悩んでいる誰かがこの文章を読んで下さったらうれしいなぁと思っています。 

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