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【WEB連載】「私のピアサポート!2022.12月号」

更新日:2022年12月5日

◉今回の投稿者◉


松田 昌孝 / 北海道ピアサポート協会 / 札幌市在住

 

タイトル:私が経験したピアサポートについて

精神保健福祉の仕事に携わり今年で7年目です。振り返ると、ピアスタッフの皆さんと出会い、そして一緒に活動をしているときが何よりも楽しかったです。

ただ、「ピア」という意味を本当に実感できたと思えたのは、ここ2年くらいのことです。きっかけは、「精神疾患のある親をもつ子どもの会」への参加でした。私の母親も精神疾患をもつ当事者ですが、そのようなセルフヘルプグループがあったことは、2年前までは知りませんでした。そしてこの会に出会うまで、親のことを誰にも話すことができなかった方々が、私以外にも沢山いたということにも驚きでした。

子どものときから体験したことや、誰にも絶対に伝わらないだろうと思い込んでいた苦しみや悩みが、信じられないほどにスッと伝わる・分かってもらえる。このような経験は、生まれてから40年以上経って初めてのことでした。

ピアについての新しい気づきもありました。それはピアであっても「全く同じではない」ということです。同じような経験をし、苦労を分かち合うことができても、当たり前ですがみな別の人間で、考えや思いなどに異なる点があります。そしてその違いがあるからこそ、ピアである相手が自分を映しだす不思議な鏡のようになって、新たな自分自身が見えてきました。

自分自身が見えてくるようになってから、一人で抱え込み、先に進めなかった何かが急に動き出したような感じになりました。そのおかげで、私は40歳を過ぎた中年になってから成長することができたと思っています。


ピアサポートは、様々な生きづらさや困難を抱えつつも、強い繋がりをつくって支え助けあうことができます。そして、学びあうことでお互いが成長しながら先に進むこともできます。私にとって素晴らしい経験を与えてくれたピアサポートを、これからも大切にしていきたいです。